スターウォーズ

何故、スターウォーズが好きなのか?それは、人間に与えられた僅かな超能力を駆使し、暗黒の帝王と闘い、そして愛と理性で勝利を勝ち取り地球と言う美しい星に平和をもたらすことができたこと。そこには親子の繋がりでさえ断ち切ってまでの人類の平和を願う、名もなきヒーローがいたことがこの映画の醍醐味だと思う。古い映画だが、今もなお続編があることは、それだけ全世界の人々のリクエストがあるからなのだろう。私が一番印象に残っているのは、ダースベイダーと言う悪の支配者が、正義の使者となった自分の息子、ルークスカイウォーカーと闘うところ。頭脳でも体力でも経験でもすべてが勝っていた父のダースベイダーは、正義のかけらを残して息子と一対一で戦い、そして自らの意思で正義の使者ルークに負けたこと。これが何と言っても一番印象に残っている。SFと言われればそれまでだが、こんな壮大な宇宙と言う空間の中でも、たった二人の親子が大銀河を変えると言う因果を考えざるを得ない、そんなヒューマニティにあふれた作品ではないかと思う。暗黒の世界に君臨した父は、銀河の全てを手に入れたのになぜそれを邪魔する者を自分の死まで覚悟し受け入れたのか、もし、もしも自分が自分の息子と闘うことになってしまったらどうなのか、支配すると言うことはどういうことなのか、共存とは何なのか、この映画を見るたびにそんなことわ考えてしまう。多分、ディクテーター(独裁者)であるダースベーダーは、心のどこかにその愛と理性がいつもうろついていて、どうしても”悪”になり切れなかったのだろう。ここで言いたいのは、”悪”と言う魔物がどんなに蔓延っても、どんなに抑圧しようとしても、わずかに残る”良心”が、全ての根源であると言うことを言いたいのではないのか、そんな風に思う。愛と理性と言うととてつもなく当たり前のことで、何もピンとこないのが普通だ。こんなくすぐったいこと、声に出して云えないし、なんて思うけど、心の中にしまっておくだけでもいいから、このスターウォーズから発せられたメッセージを世界中の皆が分かってくれたらなって思う。スターウォーズで言う”フォース”(力=ちから)は、超能力でもなんでもない、人間が持つ生きるための力=愛と理性を見事に言い表している。人類が繁栄し、より良い社会を築きあげ、皆が幸せに暮らせる社会を創り上げよう、そんな壮大な意味のこもった作品ではないかと私は思う。今年、また新作が上映される。とてもとても楽しみだ。